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『棺』ロバート・リード:読書感想

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収載図書宇宙の孤独
出版社ポプラ社
刊行年月2005.2
シリーズ名SFセレクション3
赤木かん子編

1.『安達が原』手塚治虫
2.『強いものだけ生き残る』ジョン・ウィンダム 訳・大西尹明
3.『ヴァ―ニスの剣士』クライブ・ジャクスン 訳・小西宏
4.『ロバート・リード 訳・中原尚哉
5.『緑の地球』フレドリック・ブラウン 訳・中村保男



4.『ロバート・リード 訳・中原尚哉

 ↓以下、ネタバレあり。





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    p154
    「人生最大のチャンスなんだ」
    「本当にそうですね」受付係は熱心にうなづく。
    「ただ……どういうわけか……自分の死ぬところが目に浮かぶんだ。わたしは白昼夢をいつもみる人間ではない。創造性はかなり低いタイプだ。なのにこの白昼夢は真に迫っている。なにか恐ろしい事故が突然起きて、わたしは死ぬんだ」
     すると受付係は、自信たっぷりの口調で言う。
    「旅行者は往々にしてそのような予感に悩まされるものです。研究からもあきらかです。人間は切迫した命の危険を感じないようでは、真の旅に出たとはいえないのですよ」




     う~ん、なんか哲学的な響きがする言葉に感じました。深い、深いよ、受付嬢。そりゃ、宇宙旅行ともなれば生命の危険率高いよね。


     目的地までの長い年月、冷凍睡眠で行くか、ずっと微睡んだ状態で行くか、悩みどころです。

     夢見心地ながらコンピューターとやりとりをするのがイイか、十年間に一週間だけでも覚醒してしっかりとやりとりする方がイイのか。


    p179
     人間に比べるとのみこみは遅いし、ぎくしゃくしている。それでも、人間にはない長所がある。粘り強さだ。無限に自分を再生できる。その精神は憂鬱や挫折を知らない。
    ライフスーツと効率的に結びついているため、ほかの生き方など想像もしない。
     ユーモアのセンスもある。白い疑似歯をのそかせ、笑顔も見せる。




     人間みたいに余計なこと考えなくて、迷わなくてイイなぁ~
    男性はもともとは人間だったのでしょう?
    一千年直前に死んで再生されてから、人間でなくなったの?
    ずっとの中で生きて死ぬのなら、身体必要ないんじゃ……と思っちゃいましたけど、五感が無ければ映像も観れないし、料理も楽しめないものね。


     こんなコンピューターなら見守られたいな、と思いました。死んでも悲しんではくれないけど。
    それでも死ぬ時には、悲しそうな素振りしてくれそう。ユーモアも解するんだから。
     人間を教育してくれるコンピューターなら、そのうち造られそうですね。


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    テーマ : 読書感想文
    ジャンル : 小説・文学

    tag : ロバート・リード 中原尚哉 冷凍睡眠 コンピューター 循環

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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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