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『ストレイヤーズ・クロニクルACT-3』本多孝好:読書感想

Amazon様から画像もお借りしてます。
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           内容紹介
 常人とかけ離れた特殊な能力を持っている、沙耶、隆二、良介。四人は同じ施設で育ち、特別な絆で結ばれていた。
しかし、政治家・渡瀬浩一郎に仲間のひとり、亘を人質にとられ、裏の仕事をしていた。
 は世間を賑わす殺人集団・アゲハを捕まえろと渡瀬から命令を受けるが、攻防の中、自分たちに似た力を持つ彼らが同じプロジェクトの別ラインであったことを知る。
渡瀬の企みが読めないは仲間を守るため、元自衛隊の井原から戦闘訓練を受け始める。
いよいよ政権与党の防衛副大臣となった渡瀬。密かに進めていた企みを始動させ、不要となったに刃をむける。
は亘を取り戻すため、渡瀬が密かに計画を進めている富士の麓の軍事演習場に向かう。
そこにはアゲハの姿があり、彼らも異形の存在である自分たちの生みの親、渡瀬の命を奪いにきていたのだ。
それぞれの目的を遂げるために、壮絶な戦いが幕を開ける―。
新感覚のアクション超大作、堂々完結!





 ↓ 以下、ネタバレあり。 





    ――そうだよね。あの渡瀬が、達の家に何の仕掛けもしてない筈ないもんね。それでもスパイ位だと思ってたわ。

     すっかり騙されてしまいました。犬を飼ってる隣の老人が武部だと。こう言うの叙述トリックでしたっけ? 
     しかも、誘拐された優美を救出する場面でも途中まで、武部は男性で、三人がかりでを狙っているのかと勘違いしてました。
     この作品、語り手が途端に替わるもんだから。


     、何か急に不信感抱いたようだけど、
     お母さんの味受け継いでないな……って、感じなかったの?
    沙耶の耳でも、嘘演技隠し事、聴き取れなかったの? 


     井川に報せたら、そんな些事に関わっている暇はないぞ! って詰られるようなことに、最後まで付き合ってあげたのは情を感じていたから? それでも用心の為に、隆二くらい連れっても良かったのに。沙耶と良介攻撃力無いから二人っきりに出来なかったのか。それとも、荏崎家の主として、良介を傷つけたのは自分の甘さのせいだから、一人で責任とる気だったのか。このぐらい自分一人で始末出来なければ、とてもアゲハ、渡瀬と闘えないと解かっていたからか。
     でも、やっぱり甘いよね。ここでも殺し屋の頼み聞いちゃうんだもん。



     渡瀬の目的は、人類の進化だった。それを自分の目で見れなくてもイイ。学のウィルスに感染しながら生き残った20パーセントに入れなくてもイイ。壮大な野望を途中で阻止されたとしても、それはそれでしょうがない。生涯かけた自分の野望にも執着しない。自分の命に対しても。こう言う人間って攻めようがないよね。
     ACT-2での「特権に倦む強者」とは、神谷昌樹のことでは無く、渡瀬浩一郎のことだったのか?


     政治は愛だと言う渡瀬浩一郎。やり手の政治家として、彼が抱いていたのは究極の人類愛だったのか? 
    それで、ロマンスがありあまーる♪ なの?


    p079学が、『NARUTO』のリ―に観えて可笑しい。


     期待してた割には、ラストは甘めだったと思う。特に達にとっては、甘々。渡瀬に洗脳され最後には記憶を取り戻した亘に、手をかけずに済んだもんね。


     痛みを感じない身体って、イイなぁ~便利じゃない? なんて安易に思っていたけど。実在する痛みを感じない少年は、身体の痛みを感じないから火傷をしても気づかないし、二階から飛び降りて脚折ってても気づかずまた危険な遊び続けちゃう、ってことだからすっごく怖いことなんだよね。


     痛みは感じないけど身体にはそれ相応のダメージ受けるなら、亘の能力は短期しか持たない。渡瀬に捨石にされた、自衛隊の哨兵と同じ扱い。


     ウィルスメールを送ったと思われるヒデ。あの三人はあの後どうなったのか? に一筋の光を託す為には、学が死ぬ前に高温で燃やさなければならない。兄弟のような仲間を生きたまま焼却することが、ヒデには出来たのか? 学は瀕死だったし、ヒデも深手を負っていた。苦悩する時間は少ししかなかった筈。


     渡瀬の進化を願った人類愛が勝ったのか?
    学達の、達の兄弟愛の方が勝ったのか?

    images (3)images (2)

    p280
    「立ち入ったことを聞くようだけど」と男は遠慮がちに言った。
    「誰か亡くなったの?」
    「あ、ええ。大学の友達が」
    「まだ若いだろうに。病気?」
     最近、近しい人を亡くしたのかもしれない。感情のこもった声だった。
     自殺です、と答えかけ、その言葉はやはり聡志にはしっくりこなかった。
    「何ていうか、寿命です」
    「寿命?」
     男が訝しそうに眉を寄せた。そんな表情さえどこか絵になる男だった。
    「あの、たとえば、泳げない人間が、深い海に放り込まれたとしますよね」
    「うん?」
    「生きていられるのは、せいぜい数分でしょう。その環境の中で、その人の寿命は数分だった。そういう意味で、寿命です。この社会ではきっと、あいつはこれ以上生きられなかった。そう思うんです」



     を助ける為に人を殺したと思い込んでいたからか、来年の夏着る半袖のことなど考えてはいけないと過ごしたからか、友の自殺に聡志は諦めたよう。生きていてもどうしようもないことがあるんだと。それを人類の甘え、と感じて化物は怒ったのか? 
    何が寿命だ! 最後の最期まであがいて生にしがみ付けよ! とでも?


    images_2015063021075564b.jpgimages (4)


     いっけん本人には問題が無いように観えた友には、未来に託すモノが見つけられなかった。学達や達、渡瀬には、自分以外に未来に託すモノがあった、それが生きる強さの違いだろうか。




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    ジャンル : 小説・文学

    tag : ストレイヤーズ・クロニクルACT-3 本多孝好 特殊能力 アゲハ 渡瀬浩一郎 聡志 ウィルス

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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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