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『赤緑黒白』森博嗣:読書感想

amazon様から画像もお借りしてます。

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内容紹介
 色鮮やかな塗装死体 美しく悽愴な連続殺人

 鮮やかな赤に塗装された死体が、深夜マンションの駐車場で発見された。死んでいた男は、赤井。彼の恋人だったという女性が「犯人が誰かは、わかっている。それを証明して欲しい」と保呂草(ほろくさ)に依頼する。そして発生した第2の事件では、死者は緑色に塗られていた。シリーズ完結編にして、新たなる始動を告げる傑作。




 ↓ 以下、ネタバレあり。他の作品にも触れています。




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     先に、S&Mを読んで居たので、犀川先生の苗字、何で犀川なのか不思議に思っていました。前に、この作品読んだ時も、母の姓は瀬在丸で父はなのに、へっくん中学生から養子に行ったのかと考えたりしちゃって。他の方の感想で、真相知りました。知ってから読み返すとちゃんと、祝い袋に「と言う字が○川の下に書いてある」って、練無と紫子言い合ってますね。
     ヒドイ! こんなセコイ騙しがあってイイものでしょうか? 


     紅子が図書館で再会した子供は、初めから兄キシオだったんでしょうか? 自動販売機の前で出会った時も、図書館で紅子に呼び止められ振り返るまで、四季そのひとだったように思えました。


     博士は、人の判断も早い。犯人と一度だけ会った時に、彼女からは何も得るものが無いと判断してからは面会拒絶。紫子なんか、話しかけられても返事しない顔さえ向けない。「たくさん儲けて私に靴を買って下さいね」と命じた佐織は、大金を貢いでくれるから相手してあげてるのか。アントニオ猪木みたいな「ぶってあげましょうか?」は、博士なりのサービス?
     
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    p102
    「うん、どこかに吹き出るところが必要だってことだよね。捌け口っていうのかな。そういう意味では、軽犯罪が、重犯罪の捌け口になっているかも。ほら、若者の非行とかも、少しくらい大目にみてあげるっていうのが、必要なんだと思うよ。きっちりがんじがらめに縛りつけて、厳しく取り締まってしまうと、そのエネルギーが蓄積して、もっと酷いこと、迷惑なことをしちゃうかもってこと」
    「せやね、だから、まあ、ちゃらちゃらのスカート穿くとか、少女趣味くらい許したらなあかんってこと。たかがファッションよね。服を着るくらいなんやの、てなもんやね」




     紅子は瀬在丸家の没落子育て苦しい時、一番大切なものから捨てた。生きることを決めたから。紅子は紅子を必死に抑えている。殺したくないから、人を、紅子自身を。それ故か、連続殺人犯の秋野だけでなく、天才四季をも引き寄せてしまう。膝まづいてナイトのキスをして去って行った保呂草も。


     博士、誘いを断った紅子からは一度で引いたのに、息子の犀川先生には随分執着しますよね。自分から近づいたりして。何時から犀川先生に興味を持ったのでしょうか。


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    p520
    「もちろん、そうだ。社会のルールとして許してはいけない。そんな自由を許容すれば、社会的な危機に陥ることになる。そう、絶対にゆるせない、あってはならないことだと思うよ。でもね、あってはならないことは、あるはずがないことではないんだ。存在してはいけないものも、現実には存在する。いくら大勢が認めない、といっても、それはどの時代にも、どの社会にも、必ず存在するものなんだ。みんなで目を逸らしていれば、消えてなくなるものではない。わかるね?」
    「じゃあ、どうすればいいの?」紫子が前のシートに手をかけ、身を乗り出して尋ねた。「目を背ける以外に、どんな防衛手段があるん? そんな異常な考え方を理解しろっていうんですか?」
    「理解する必要はないと思う。そうではなくて、それらの存在を認め、それらの実態を正確に把握することだ。重要なのは、それ以外に防御のしようはないよ」



     ペインタ殺人の動機を理解出来ないと訴える紫子に、まっとうな大人らしく諭した保呂草も、必要とあれば躊躇わず殺すだろうな。何処かで殺してたかな? 亜樹良と共に、博士に貢ようになったのは何時からだったけ?

    それにしても、ペインタ殺人の犯人勤勉だな。流行作家と二束の草鞋で忙しい中、連続殺人だなんてね。印税も博士に上納してたのでしょうか。中学時代の秋野との文通が、紅子を面会に行かせる理由のなるんだけど。秋野から教えて貰わなくても、犯人には気づいたよね。しっかりプロファイリングしてたもんね。


     七夏との間に子供出来たのに、再婚する気は無い、って言う警部もなんだかなぁ~紅子に対する不快感ストレートに表す、七夏の気持分かる気がする。紅子の方もかなり未練あるようだし。認知してるのかな? 認知位なら二人の仲、警察にバレないのか? このあと、へっくん妹と一緒に暮らすんでしょう? おおざっぱな七夏が二人の子供の世話をしたとは思えない。もしかしてが警察引退して? とか、だったら面白い。



     四季の為に、四人殺してカラースプレー吹き付けるなんて。神にも悪魔にも供物を捧げたくなるのが人間の性なのでしょうか。一般の人間よりも賢い人だからなお天才に近付きたくなるのも。

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    テーマ : 読書感想文
    ジャンル : 小説・文学

    tag : 赤緑黒白 森博嗣 瀬在丸紅子 保呂草 四季 カラースプレー

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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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