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『温室事件』福永武彦:読書感想

ミステリーアンソロジー『THE 名探偵』より。
(ジョイ・ノベルス) 単行本(ソフトカバー) 2014/8/28有楽出版社

 

内容紹介
 明智小五郎、神津恭介、中村雅楽……ミステリー界の巨匠たちが生み出した名探偵がこの1冊に集結! 探偵小説の魅力が満載の短編集です。
 カバーイラストは、アニメーター・イラストレーターとして若いファンに絶大な人気を誇る田中達之氏。彼の独特な世界観が時代を超えた物語の面白さを存分に引き立ててくれます。


【収録作品】
■江戸川乱歩「心理試験」
■角田喜久雄「五人の子ども」
■高木彬光「性痴」
福永武彦温室事件
■仁木悦子「灰色の手袋」
■戸板康二「團十郎切腹事件」




福永武彦温室事件
「誰だろうかい」のアナグラムになる加田伶太郎名義で福永武彦が発表したのが、古典文学科助教授の伊丹英典。
シリーズ第3作の今作では、西伊豆で起きた密室殺人に挑む。



 ↓ 以下、ネタバレあり。




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     これって、何で密室アンソロジーの方に入らなかったんでしょう?


     温室の天窓って大型犬が中からジャンプして、硝子を擦らずに外に着地出来るものなの? よっぽど低い位置にあるんだよね。犬も飼い主に似て、誇り高く餓死する。まるで、「私の使える主人はあのお方だけです」とでも言ってるように。立派な殉死です。犯人みたいに潔く死ねたら。アキレスみたいに潔く生きれたのなら。



     フェアを重んじる誇り高い犯人に向けた、伊丹英典のメッセージ。あなたの見事な犯行に証拠を見つけれなかった私は負けました。といったん犯人を称えておいて、しかし、あなたのトリックを私は見抜きましたよ、と伝える為にシェパードに与えた指示語を混ぜる、心理的トリック。犯人に自首、自殺する猶予を与えた、優しい探偵。彼女も犬に銃口を向けることは出来なかった。優しいところもあったのに。


     家の誇りを護る為、父亡き後の義母を、支配しようとする使用人を殺した令嬢。未亡人に気がある家庭教師もその友達も居るし、皆で一丸となって戦ったら、殺さなくても済んだんじゃないの? まず、伯父の遠村氏に、蟹山に出て行って貰うよう、頼めばイイのに。


     いっくら長年勤めていた漆原家の支配人格な男でも、何で未亡人言い寄られて、毅然とした態度とれなかったんだろう? 何か弱みがあるのか。もしかして、旦那殺したとか? 勘ぐっちゃいました。




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    ジャンル : 小説・文学

    tag : 温室事件 福永武彦 シェパード 令嬢 誇り 田中達之 密室

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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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