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『心理試験』江戸川乱歩:読書感想

画像もAmazon様からお借りしてます。

 

ミステリーアンソロジー『THE 名探偵』より。
(ジョイ・ノベルス) 単行本(ソフトカバー) 2014/8/28有楽出版社

江戸川 乱歩 , 高木 彬光 , 福永 武彦 ,角田喜久雄.仁木悦子. 戸板康二 (著)

内容紹介
 明智小五郎、神津恭介、中村雅楽……ミステリー界の巨匠たちが生み出した名探偵がこの1冊に集結! 探偵小説の魅力が満載の短編集です。
 カバーイラストは、アニメーター・イラストレーターとして若いファンに絶大な人気を誇る田中達之氏。彼の独特な世界観が時代を超えた物語の面白さを存分に引き立ててくれます。

【収録作品】
江戸川乱歩心理試験
■角田喜久雄「五人の子ども」
■高木彬光「性痴」
■福永武彦「温室事件」
■仁木悦子「灰色の手袋」
■戸板康二「團十郎切腹事件」



江戸川乱歩心理試験
 シリーズ第2作目にあたるこの作品で、明智探偵は狡猾な犯人を鋭い洞察力で追い詰めていく。




 ↓ 以下、ネタバレあり。





    yjimage (3)yjimage_20150404200239481.jpg

    あんたはラスコリーニコフか! と呼びかけたくなるような、主人公蕗屋の思考行動でした。けれど、犯行後熱出して寝込んじゃったラスコリ―二コフと違って大胆、度胸もある。犯行後、二度も自ら警察に行けるんだもんね。

     それに比べて捕まった下宿人の斎藤は浅はか。金貸しの大家が殺されて、ごく少数の人間しか知らない隠し場所からお金全額盗んで、それを身につけたまま警察呼ぶなんて、バカ馬鹿。


     お札には指紋残って居なかったの? 指紋がどうとか言う時代じゃなかったのか。六十過ぎたら、老婆と呼ばれちゃうんだね……
    そうか! 現ナマ半分だけ盗めば良いのか。隠してある金額が幾らかなんて、本人しか解からないと確信持てれば。なら、三分の二以上でも良かったんじゃない? たまたま拾った財布のお金が、殺害現場に残ってる金額と同じくらいだったら、怪しまれるじゃない? 
     今の空き巣さんなら、床の間の植木鉢も確認するだろうね。

     
     そうそう、心理テストあまり予習し過ぎるのも、かえって不自然過ぎてマズイんじゃないの? と思っていたら、案の定。何でも無い言葉より、罠の言葉の方が早く答える結果になっちゃって。これだけじゃ決定的証拠にならないから、もっと罠を仕掛けられて。

     それが大岡越前が、「お前の容疑は晴れた。もう下がってよい」と、ホッとした被疑者が立ち去ろうとする時、絶妙のタイミングで被疑者の本名で呼びかけたお裁きを思い出しました。
     
     どんな賢い人間も、緊張感から解放されるとホッとして気が緩むものですね。油断からサービス精神出しちゃ駄目ですね。
    「――え? わかりません。覚えてません」で知ら惚ければ良かったのに。これも明智が探偵としてあの場に居たら、敵わなかったことでしょう。




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    tag : 江戸川乱歩 心理試験 THE名探偵 田中達之 明智 金貸し 植木鉢

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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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