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児童小説:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』


                       あらすじ

 ある日、アリスが川辺の土手で、読書中の姉の傍に退屈を感じながら座っていると、そこに服を着た白ウサギが人の言葉を喋りながら通りかかる。驚いたアリスは白ウサギを追いかけてウサギに落ち、壁の棚に様々なものが置いてあるそのを長い時間かけて落下する。着いた場所は広間になっており、アリスはそこで金の鍵と、通り抜けることができないほどの小さな扉を見つける。その傍には不思議な小瓶があり、それを飲んだアリスはみるみる小さくなるが、鍵をテーブルに置き忘れて取れなくなってしまう(第1章 ウサギに落ちて)。河合祥一郎



↓以下、ネタバレあり。  




    220px-Alice_Liddell.jpg 子供の頃は童話だと思っていました。今読むと、結構大人向きの内容です。禅問答みたいな哲学的なやりとりがかわされる、動物達との会話が随所にみられます。
     子供の方が感想言いやすいような気がします。大人に成ると、なんと言い表してイイのか、それこそ不思議な気分になります。児童小説って、その境目解かりませんでした。
     アリスは自分で自分を叱る癖があります。ヴィクトリア女王時代の七歳って、こんなに賢いものなのでしょうか。小学一年生?


    「ほんとにもう、今日はなにもかもおかしいわ! きのうまではいつものとおりだったのに。一晩でわたし、変わってしまったのかしら? ええっと。今朝起きたときは、いつものわたしだったかな? なんかちょっとちがう感じがしたような気もするんだけど。でも、ちがってたとしたら、『いったい全体、わたしってだれ?』ってことになるわ。ああ、それって大問題!」


     兎のに落ちて小さくなったり大きくなったりしている中に、記憶が曖昧になっていくアリスは、クラスメートの女の子を思い浮かべてます。あんまり賢くなくてあんまり裕福じゃない家の娘なら、なりたくないと思います。結構残酷なことを平気で言ってます。
    無題

     「だれかが上からのぞきこんで、『さ、あがっていらっしゃい!』なんて言ったって、わたし、見上げて言ってやるんだ。『じゃ、わたし、だれなの? それを先に教えて。それで、その子になる気があったらあがっていくけど、そうじゃなかったら、ほかのだれかさんになるまで、ここにいる。』――でも、ああ!」


     

    アリスは、自分も三人の庭師のように地面に顔をふせて土下座をしようかととえも迷いましたが、行列のときにはそうしなければならないという規則を聞いたことはないように思えましたし、「それに、みんな顔をふせて、はいつくばったりして行列が見えなかったら、行列になんの意味があるのかしら」と思いました。そこで、そのまま立って待っていました。


     アリスなかなか鋭い指摘です。

     

    「おっしゃるとおり」と公爵夫人。「そして、その教訓は、『人からこう見られたいと思うものになれ』――あるいは、もっとかんたんに言うと――『かつての自分あるいはかつてそうであったかもしれない自分が、人の目にはちがって見えているそれ以前の自分以外のものではない自分がひとの目に映ったかもしれない姿と別のものと考えてはならない』」



     ↑頭がこんがらかってくる教訓。初めの一言は、私にはキツイお言葉です。公爵夫人。

     昔、絵本と思って読んでた時と、印象が全然違います。大人の小説って言ってイイような……訳にもよるのかなぁ~?


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    唯

    Author:唯
     読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
    と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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