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OVER CAST 1

シナリオ風18話*内容は不道徳、一部、残酷、性的な描写があります。あらすじ
 記憶障害を抱えているリオは、ある夏の日、西野家の寝室で目覚める。そこには義弟と名乗る美少年が、彼女の目覚めを待ち受けていた。ゲーム感覚で、これまでのエピソードをナビゲートするキョウ。十歳年下の彼の夏休みだけの恋人にされ、記憶を取り戻してゆくリオ。西野兄弟とのラブゲームは15年前から始まっていた。




             

 主要登場人物

キョウ (14)~19歳 ガラス細工の少年のような、外見の持ち主。

リオ  (24)~29歳 きれいなお姉さんの風な、外見の持ち主。



          T「OVER CAST」


T 

記憶は精神の番人である            シェイクスピア



           
         T 夏休みの始まり

○西野家・寝室 (朝)小鳥のさえずりが聞こえる。
リオとキョウは、若いメイドに起こされる。
二人は別々のベッドで寝ているが、カメラは一緒のベッドで起きたように、映している。
メイド、カーテンを引きながら、「リオ様、朝ですよ」「キョウ様、お時間ですよ」
キョウ、目をこすりながら聞く。「んーリオは?」
メイド「先に起きていらっしゃいます」
キョウ「えーほんと?」途端に目が覚めたように起き上がる。
メイド「直ぐ、お食事に致しますね」キョウの部屋から出て行く。


○サンルーム (朝) 
リオ、メイドに案内され、丸テーブルの前の椅子に座っている。近くの天井にかかっている籠にカナリヤ。リオ、眩しい目で、空を見上げている。


○食堂 (朝)
リオ、光の当たる上座の席に座っている。キョウ、慌てて入って来る。
キョウ「リオ」嬉しそうに、リオを見る。
リオ、ゆっくりとキョウを見て言う「誰?」
キョウ、がっかりした様子で。「また忘れちゃったの? リオ」
    × × × 
   キョウ、リオの隣の廊下に近い席に着き、洋風の朝食を食べながら、現在の状況を、リオに説明する。
キョウ「僕はキョウ」
リオ「キョウ?」怪訝な顔をする。
キョウ「そう。僕は君の弟」
リオ「オトウト?」ますます不審な顔をする。
キョウ「兄貴にも報せるから。リオ、兄貴のことも覚えていない?」
リオ「覚えてない。何もわからない」拗ねたように、ナイフとフォークを置く。
キョウ「大丈夫。そのうち思い出すよ。夏休みはまだ始まったばかり」

T『エピソード1 キョウの妄想』


○キョウの部屋 朝食後
キョウとリオ、距離を置いて向い合せに座っている。リオは椅子。キョウはベッド。

○キョウの妄想 キョウ14歳中三 リオ24歳臨時美術教師
初夏。中学生の一群に交じって、校門から入って来るリオ。
長い髪を広げたまま、前髪も長めでうつむき加減。

キョウ「リオは美術の先生だったんだ。新学期早々怪我をした先生の代わりに、一学期だけの臨時の先生として、僕等の学校に現れたんだ」

○キョウの妄想 教室 
教壇に立ち担任の教師から紹介されるリオ、無愛想。
ざわめく生徒達。男子生徒からのお決まりの質問を、冷淡に返すリオ。

キョウ「人気はあったと思うよ。三年生に成ればサボりの授業になっているのに、みょうに出席率良かったもの。でも、何ていうか表だってワイワイキャーキャーって感じの人気の先生じゃなかったんだよね。リオはドライって言うか、美術以外、生徒先生にもキョーミありませんって顔してた」

○キョウの妄想 美術室
生徒を前にキャンバスに向かうリオ。
話しながらテキトーに描いてる生徒達のことは、お構いなし。

リオ「冷めてたんだ」
キョウ「うん。そう、あれは、臨時だからって風じゃなく、例え常勤だったとしても、そうだったと思うよ。リオはもともと人に関心が無いんだ」

○キョウの妄想 廊下
リオ、同僚の教師に馴れ馴れしく肩を触られ、ムッとした表情で跳ね除ける。
校長に何か言われても、話の途中で、その場を離れてしまう。



リオ「ふーん」
キョウ、自慢顔で。「でもね、そんなリオがね。僕にだけは関心を示してくれたんだ。
『キョウ君、夏休みになったら、私の絵のモデルになってね』って」


○キョウの妄想 美術室。
画材を片付けているキョウの後ろから、話しかけるリオ。

リオ「え? いきなり?」
キョウ「いきなりってわけじゃないよ。もちろん、僕はちゃんと前もって自己アピールし続けてきたからね」

○キョウの妄想 教室
後ろの自分の席に、近づいて来たリオに、明るく話しかけるキョウ。

リオ「あぁ、そういうこと」
キョウ「いや、リオだってね。最初から僕に目をつけていたんだよ。
『綺麗な男の子が居るなって思ってた』って」

○キョウの妄想 教室
教壇から、周囲の生徒と笑い合っているキョウに、目がいくリオ。

リオ「そりゃあ、否定は出来ないけど」
キョウの顔を見て言う。顎にひとさし指を当て考える仕草。
キョウ「だから僕達一目ぼれ同士だったんだ」うっとりとした表情を浮かべる。
リオ「そ、そぉなのー?」(M)「そんな単純な」
リオ「で、キョウ君は引き受けたのね。モデル」
キョウ「うん。二つ返事とまではいかなかったけど。条件をつけたんだ。何だと思う?」
リオ「お金じゃないわよね?」おそるおそる聞く。
キョウ「当たり前だろ」ブスッとして答える。
リオ「じゃあーやっぱり、その、あの、アレかな?」もぞもぞと言う。
キョウ「アレって、なんかイヤラシイこと想像してない?」
リオ、赤面して、「ごめん! 違った? えっと、じゃあーまともなところで『ヌードはイヤだ』とか、『僕だと判らないように描いてね』って」
キョウ「やっぱり、リオ。初めから僕を脱がすつもりだったんだ」
リオ「すみません。もう降参です。教えて下さい」頭を下げる。
キョウ「しょうがないなぁ。じゃあ教えてあげるよ。僕はこう言ったんだよ。『なら先生も僕と同じ格好をして、僕を描いてよ』って」
リオ「ん? んーそれって?」
キョウ「つまりね。僕の制服姿描きたいなら、先生も、ってこと」
リオ「学ランきれってか? なんつうマニヤックな」
キョウ「リオ。僕んところはブレザーだったよ。忘れたの? それに、なんで男子の格好させようとするんだよ。女子の制服だよ」
リオ「あーそうか。キョウ君って、制服フェチだったの?」
キョウ「そう言うことじゃなくって。話進めるよ」真面目な顔で。
リオ「どうぞ」右手あげる。
キョウ「リオは僕を『コスプレ親父か?』と冷たく見た後すぐに笑って引き受けて、中学時代の制服着てくれたんだけど、そのスカートがまぁーマイクロミニで」

              
つづく


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Author:唯
 読書感想が主です。探偵が登場する本格ミステリー好き。
と言っても、難しいことは解らないのでトリックにはさほど関心無く、登場人物のやりとりを見るのが好きなだけです。

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